当サイト離婚協議書自動作成サイト 愛と契約web は養育費の自動見積もり機能を備えた離婚協議書をかんたんに作成できるサイトです。 離婚協議書の作成にあたっては、まず、親権をどちらにするか選択することにしていますが、 共同親権 が制度化されるにあたって、離婚協議のあり方も変わっていくことでしょう。

今回、2度の離婚の中で、子どもの親権を守り通したQさん(女性・北海道)から 体験談 を寄稿いただきました。2回目の離婚についての体験談です。

離婚に向けて悩みを抱える方々、親権に悩む方々にとって、お子さんからの意見として指針となれば幸いです。

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はじめに

私は30代のころ、40代のころと2度の離婚を経験しました。1回目の結婚時の子ども達はすでに社会人となり、過去のことも落ち着いて思い返すことが出来るようになりました。

今回は、2回目の離婚についてお話しさせていただきます。

1回目の離婚はこちら

再婚と破綻

2回目の結婚

マッチングアプリで出会った男性とお付き合いしていました。彼と過ごす時間を確保するには結婚したほうがいいかと思いまして、当時小4・中学1・3年の子ども達とも相談したところ、「ママが幸せになれるなら」ということでの子連れ再婚です。

子ども達の養育費は元夫からもらっていましたので、養子縁組はしない選択をしました。

再婚相手には当然、親権はなく、子の養育義務は私にあります。

結婚の破綻

ステップファミリーとしての生活がスタートしましたが、残念なことに、夫が精神疾患を発症しまして家族関係は傾きはじめました。

夫が仕事でストレスを抱えて、出社もできなくなり自宅療養に入りました。そのころ、私は夫との間に娘を授かったばかりで、子育てに大きな負担がある中で、夫の介護が重なり疲労困憊でした。

母親の負担を心配した長男が、夫に対して「病気なのは分かるけど母に依存が過ぎます。このままだと母が倒れます」と苦言を呈しました。子ども達は、母の幸せな結婚を願っていたのに、全く違う生活で不安と苛立ちがあったのでしょう。そして、私は過労で入院することとなり、生まれたばかりの娘については、児童相談所に相談して一時保護になりました。

退院後、夫は奇行が目立つようになってきました。精神科に通院はしていましたが、表情はうつろで何を言っているのか分からなかったです。感情の起伏と突飛な行動が多発して、私達の生活すら安全とは云えない状況でした。奇行はエスカレートしていき、とうとう警察に通報となりました。危険を感じた子ども達が通報したのでした。

夫は精神科への入院となりました。私の名前すら理解できない状況に陥りました。それまで必死に介護と育児を担ってきた私には計り知れないショックと絶望感でした。

離婚調停

調停の経緯

婚姻生活が継続できないため、離婚調停を申し出ました。

親権は何も問題なく母である私で決まりました。

娘との面会交流は夫の疾患の程度が争点でした。自殺の懸念があることを主治医に言われていたので簡単に許可が出ないであろうと思っていたのですが、家庭裁判所では問題無しとなり、動揺しました。

児童相談所では、私たちの状況を把握してくれていましたので、すぐに連絡して話し合いをした結果、娘は養護施設入所になりました。

離婚成立とその後

離婚調停はこうして終結しました。本来であれば、私の手元にいるはずの娘は、施設生活となりました。

共同親権の事は不安です。重度の精神疾患の介護での苦労で、恐怖と危険を体験した私はPTSDにもありました。娘の安全のことは児童相談所で守られていますが、私は結婚生活のことを思い出したくないし元夫とも関わりたくありません。

この先、共同親権が許可されたら、娘の親権者である私と児童相談所の話合いで進められることができなくなります。誰の意見で判断をしていくのか、児童相談所も対応できなくなるのではないかと心配します。

 

共同親権 Q2
共同親権 Q2

共同親権についての政府の検討内容はこちらをご参照ください。
父母の離婚後の子育てに関する法制度の調査・検討状況について(法務省)

 

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