当サイト離婚協議書自動作成サイト 愛と契約web は養育費の自動見積もり機能を備えた離婚協議書をかんたんに作成できるサイトです。 離婚協議書の作成にあたっては、まず、親権をどちらにするか選択することにしていますが、 共同親権 が制度化されるにあたって、離婚協議のあり方も変わっていくことでしょう。

今回、事実的共同親権を選択されたⅠさん(女性・愛知県)から 離婚体験談 を寄稿いただきました。

夫婦関係に悩む方々、離婚に向けて悩みを抱える方々にとって、指針となれば幸いです。

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はじめに

私たちは、事実的共同親権を選択しました 

  • 婚姻にメリットを感じなくなってしまった
  • 子供を産み、育てにくい経済状況から脱却したい 
  • 私と夫との間の子育ての線引きを明確にしたほうが良いと感じた。 

 大きく分けてこの三つの理由で私は「離婚」を決意しました。 

私は現在2歳7ヵ月の息子を養育するシングルマザーですが、【元夫】というパートナーと一緒に子育てをしています

結婚生活

結婚のなれそめ

2021年に当時お付き合いしていた彼との間に現在の息子を授かりました。 

息子は順調に発育していき、突然の妊娠に戸惑いながらも同年の8月に結婚し、11月に無事に出産しました。 

それからどこにでもいるような家族だったのですが、どれだけ働き続けても給与は上がらないのに、「税金」「社会保険」「保育料」などの数々は私たちの生活を圧迫していきました。 

結婚生活 

現状を変えるために夫は運送業へ転職しました。 

夜中に出発し、数日帰ってこないこともしばしば…。育児の負担はすべて私にのしかかりました。 

数秒目を離してしますと消えてしまいそうな小さな命を守るために必死で我が子を守り、パートフルタイムで働き続けました。 

初めての育児だったのですが、両親・義実家に頼れなかった環境もあり、精神的に追い詰められ、仕事で数日帰宅しない夫にそのストレスをぶつけるようになりました。 

 

「一人で働きながら、家事育児をこなし、夫のサポートをし続けることは難しく、協力してほしい」という私の主張と、 

「家族の時間を削ってでも働き続けるのには、家庭を金銭面で支えるという歴然とした理由がある」 

と主張する夫の意見は交わることなく、1年間平行線でした。 

運送業の働き方改革 

運送業は働けば働くだけ給与として反映されるシステムをとっている会社も多く、労働基準法に反する働き方を強要する風潮や、過重労働による事故の発生などは耳にしたことがあるかと思います。 

その風潮は地方に行くほど、都心部との差が開き深刻なものとなっており、2024年からドライバーの安全を確保するために新法が制定されました。 

内容は「時間外労働の上限規制が適用される」というものです。 

この新法により、【働けば働くだけ給与として反映されるシステム】が通用しなくなり、今までよりも確実に給与が下がることになりました。 

離婚協議

現状が目まぐるしく変わる中、これらの問題点があげられました。 

  1. 育児の負担が母親だけになっていること
  2. 夫の収入確保のために背負っていた負担と収入が見合わなくなる 
  3. 互いが互いに抱えるストレスを解決する手段がないこと   

 解決策を話し合っていく中で、私も夫もお互いへの愛情が「家族として」の愛情であることに気づきました。 

それぞれを尊重し、尊敬しあっているパートナーには違いありませんが、このままでは家庭が良い方向に向かう可能性が低いと感じ、離婚を決意しました。 

 

離婚後 共同親権 の生活

事実的 共同親権 の生活

離婚後も、私も元夫も息子を愛する気持ちや成長を見守り続けたい気持ちは一致しておりました。 

そして、「別居しながら一緒に子育てをする」選択をとりました。 

元夫は、長距離ドライバーで、自宅に帰らない日々のほうが多いこともあり、別居はそれほど苦痛ではありませんでした。 

自分の事は自分でするライフスタイルは互いに性に合ったようで、パーソナルスペースが保たれることが心地よいと感じています。親といえども個の時間は、心の休息に必要です。 

 

物理的に離れることにより、問題点の3が解決しました。 

 

現在はシングルマザーとして行政の支援を受けながら子供一緒に独立して生計を立てています。パートの時間を制限し、個人での仕事も始めました。 

住居や携帯電話などは元夫名義のまま、その分の家賃や見えにくい固定費などを支払ってもらい、元夫は会社の家賃補助制度を受けながら、一人暮らしをしています。 

私と元夫で経済的にも協力しながら生活しても、婚姻時よりも豊かな暮らしができるようになりました。 

 

それに伴い、上記で上げた問題点の1,2を解決することができました。
問題はすべてクリアになりました。
 

 

元夫は仕事がない日は息子の保育園の送り迎えや、遊びにも連れて行ってくれます。 

元夫の家で息子と二人、お泊りをすることもあります。 

その時間、私は思う存分仕事に励み、羽を伸ばすことができますし、月に二回ほどは家族そろって外出します。 

心なしか、互いの表情や息子のイキイキさも変わったように感じます。 

私たちは母子家庭であり、事実的共同親権の選択をしました。 

それは、行政や自治体が「父子家庭」よりも「母子家庭」に優しい現状があるからです。 

事実的 共同親権 の課題

支援を受けるにあたる制限も、もちろんあります。 

家族そろって就寝することはなくなりました。朝起きてみんなで「おはよう」を言い合うこともできません。 

互いの家に行きあうことも行政からの支援を受けるのであればできません。  

終わりに

 

共同親権が認められれば、もっとより良い環境を息子に与えることができるかもしれません。 

今の「面会の権利」だけではなく、行政の支援を受けながらも子どものために「家族みんなで過ごす権利」も認められるかもしれません。 

 

そもそも、十分な収入があれば離婚の選択肢は上げられなかったかもしれません。 

たらればを上げればきりがないですが、今の日本経済・物価上昇は、私たちのような選択肢をする家庭も少なからず、いるのではないでしょうか。 

 

離縁=片親でなくなることができるのであれば、親にとっても、子どもにとっても、 

もっとより良い選択をすることができるかもしれません。

共同親権 I
共同親権 I

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