父親が親権獲得のために準備すべきこと

日本の離婚において父親が親権を獲得できた事例は10%以下と極めて低い数字となっています。

親権争いにおいては「母性優先」の原則として、特に乳幼児などの子育てには母親のお世話が不可欠であるという考え方が大きく働きます。

そんな不利な立場である父親が親権獲得のために準備することを紹介します。

子育ての時間・養育の継続性を整える

一般的に父親は仕事で家を空けることが多く子育てが二の次になってしまうと判断されないために、まずは父親が母親よりも積極的に育児をしていることが重要となります。

離婚前と同じ養育環境が続く方が子供への影響も少なく有利になる場合があります。そのため、離婚後は親族のサポートを受けながら養育できる環境を整えるなど事前に準備を行いましょう。

母親による育児が適切でない事を証明する

「母性優先」の原則が大きく働く親権争いにおいても、母親による育児が適切でないと判断されれば、親権を父親が獲得できる場合があります。

子供へのDVやネグレクトが著しい場合や精神的・経済的に不安定な場合、また夜遊びや不倫で家を空ける事が多く育児が二の次になっている場合などは、それを証明するために記録などを残しましょう。

父親の親権獲得は事例が少ないのが現状ですが、しっかりと養育環境を整えること・母親よりも優位な立場でいることで、親権獲得の可能性が見えてくるでしょう。