当サイト離婚協議書自動作成サイト 愛と契約web は養育費の自動見積もり機能を備えた離婚協議書をかんたんに作成できるサイトです。 離婚に備えるのは結婚前からできるということで、 婚前契約書 を用意するカップルもいらっしゃいます。

今回、両親の離婚体験をふまえて 婚前契約書 を締結されたNさん(男性・兵庫県)から 体験談 を寄稿いただきました。

結婚を前に不安を抱える方々にとって指針となれば幸いです。

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はじめに

私は現在25歳の関東に住む一般男性で、1つ歳上の奥さんがいます。昨年入籍し、世にいう新婚です。

私達は少し変わっているのかも知れません。

結婚する前に婚前契約書を交わし、現実的な話を最初から行っているのです(笑)

 

婚前契約書 とは

婚前契約書は、結婚前に夫婦が財産分与や責任の分担などを定める契約です。通常、財産の保護や将来の争いを防ぐ目的で結ばれます。例えば、結婚後に財産を別々に所有することや、離婚時の財産分与や慰謝料の条件を決めることができます。

弁護士などの先生に相談をするとより安心かも知れません。理由としては、内容によっては無効とされるものもあると言います。簡単に言えば、「不倫したら3億円」と言った契約は一般企業にお勤めされている人間には不可能に近しい話です。現実的な線引きが必要になってくるので適切な判断をするために必要な事を調べてみるだけでも変わるでしょう。

 

なぜ 婚前契約書 を交わしたのか

婚前契約の理由についてですが、結論から言うとお互い両親が離婚をし、最悪の姿を見ているからです。

奥さんの話は伏せますが、私の家は父親の不倫が原因で離婚を決断致しました。

共同親権 : 両親の離婚で傷ついた息子の立場から(Nさん・男性・兵庫県)

そして父親の仕事は自営業であり、私が言うのも大変おこがましいのですが土地を含む資産関係が絡んでいたため家庭裁判を何度も繰り返し、私は仲裁や証言者としても関わることで親の嫌な姿をたくさん見て来ました。

その頃私は高校生で、「自分は結婚したくないな、こうなりたくないな」と強く思っていたのです。

しかしながら、同じような境遇を持つ人と大学時に出会い、交際、そして結婚の流れになりました。その時に私達は「離婚するとなっても、そうなりたくないよね」という意見が合致し婚前契約を交わすまでに至りました。

 

婚前契約書 の内容

離婚時の事を結婚する   前から考えたい人などこの世にいないでしょう。

意外と考えるのが嫌だし目を背けたくなる気持ちも分かりますし、流石にその気持ちは私も持ち合わせています(笑)

私たちの内容はシンプルなもので、不倫をした場合相手側に300万円の慰謝料、離婚した際の養育費は双方で負担し給与の何%以上にはならないようにするといったものです。

参考までに、実際の条文をご紹介します。表に出来ない内容はぼかしております。

第1条(相互の尊重)

甲と乙は、互いの性格、その育ってきた生活環境、文化や価値観、趣味嗜好等の違いを尊重しあい、甲と乙が婚姻生活において平等であることを自覚し、互いに障害の伴侶として愛し、助け合うものとします。

第2条(夫婦の財産及び生活費の分担)

甲と乙は、それぞれが婚姻前から所有する財産、および、自らの親族より譲り受け、または相続した財産は、それぞれの固有財産とし、婚姻後に取得した財産は、特段の合意のない限り、共有財産とする。

第3条(離婚について)

甲と乙は、一方から離婚の申し出があった場合には誠意をもって協議を行うものとする。

  1. 不倫が発覚した場合、相手側へ300万円の慰謝料を支払う。
  2. 親権については家族で協議するものとする。離婚原因が不倫の場合、当事者に親権は渡らないものとする。
  3. 養育費については、給与の15%とする。ただし、給与の月額の手取りが50万円を超える場合は、再計算を行うものとする。

第4条(適用除外)

甲と乙は、本契約が婚姻前に合意されたものであり、民法754条に定める「夫婦間の契約の取消権」は適用しないことを確認する。

第5条(信義則)

本契約書に定めのない事項や解釈に疑義を生じた場合、および事情や状況の変更によって見直しの必要が生じた場合には、誠意をもって協議の上、解決を図るよう努めるものとする。

第6条(保管)

本契約書は互いに一通ずつ保管するものとする。

 

婚前契約書 の課題

婚前契約を受け入れられる人と受け入れられない人、理解が出来るかできないかは本当に別れると思います。契約内容によっても双方の合意が必要ですからね、、、

私の友人に聞いてみても「そんなことまで出来るのすごいな」「俺はできないなー」と言った声が多いので意外と男性は嫌なのかも知れません(笑)

婚前契約についての話し合いで揉めてしまうのが1番の本末転倒でしょう。

私なりにですが、相談などする前に日常を拘束するものではないと理解を促すと良いと思っています。

余談にはなりますが、最初友人に言った時は本当に驚いていました。もはや結婚をしたくないと言うような顔ですらあるくらいでした。しかし、日常は全く何も変わらないし不倫をした時は自分が苦しむが、自分がされた時に実費で裁判費用を多額に納めなければ話し合いにも出来ず自分を守るものがない方が嫌じゃないのかと聞いてみました。あっさり「確かに」という言葉が返ってきました。

それはそうでしょう。大体自分が支払うことを考えてしまうように私は感じますが、ある種自分を守るものでもあります。男性は不倫するなど言われたりしますがだからと言って女性が絶対不倫しないかと言われればそんなことも無いと私は考えます。

なので最初から契約書を考えるのではなく、婚前契約についてまずは話合い理解することが大切なのでは無いかと思います。

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最後に

ここまでで婚前契約について皆さんはどうお考えになったでしょうか。

私は、結婚生活ももう始まっていますが、もちろん毎日なんて婚前契約についてなど考えませんし、日常に支障や悪影響が出ているとすら全く思いません。

逆に今日芸能人を含む不倫騒動がすぐに出てきますし、その後、離婚してからが大変だと言います。その多くは慰謝料や養育費でしょう。もちろん結婚生活において円満なのが1番です。しかしながら日本では3人に1人が離婚するなども言われており、もし子供がいた時は親権の問題なども出てくるでしょう。多額の慰謝料を請求され、払えなければ子供と会わせないなど言われるのが現実的に起きています。

実際私の父親は、資産や老後のお金までも家庭裁判で支払うことが義務付けられ、支払いは現在でもしていますが裁判中は全く会わせてもらえていませんでした。家庭裁判も4年くらいは手の付けられないような程ヒートアップしていたのでその間は会わせてもらえていないのです。

この様に私は皆さんがなってほしく無いので、この記事を通して少しでも学びになっていただければ幸いです。

婚前契約書
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